- Quality of Life - 前立腺 ダヴィンチ手術の顛末記

「入院からダヴィンチ手術、術後までの記録」全快御礼!

第八章・術後7日目・入院8日目|4/15 (水)

一年前2020年、新型コロナの緊急事態宣言の真っ最中に、予定入院の上で、ダビンチ手術を受けたときの記録を毎日配信しています。▼

第八章・術後7日目・入院8日目|4/15 (水)
いたす、か、いたさないか、それが問題だ

先週7日(火)から数えて、術後7日目・入院8日目となりました。
朝のシルエットが新鮮です。

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 昨夜は排尿のために何度も起きました。

実際の感覚は、頭の認知と体の感覚で催してから起きて「いたす」のではありません。そうではなくて目が覚めて意識が戻るたびに 頭から体に伝令を早馬で出す のです。

「漏れてはイカン!」
そうしてから、「漏れぬよう括約筋に神経を投下して、それを確認しつつ、まず態勢を変えて漏れぬようにベッドに腰掛ける。(そこから真っ直ぐに立ち上がるけどその時踏ん張ると漏れることが分かったので)静かに立ち上がれるだけの必須筋肉(だけ)を頭脳プレーを駆使して使い、そろりソロリと静かに立ち上がる」のですな。
そして、
(いきなり動き出すとまた漏れるので)
方向転換と歩き出しは、おずおず・いそいそ 
とおとなしく致しまする…笑笑。スローモー。


 遡って、昨日の話をしましょうね。

 朝から、TV撮像装置を使っての腹部投影した膀胱と尿管の縫合の検査確認の後、
排尿機能の実際確認と撮像結果の実地その場説明など。

その後、直ちにCTへ行くと待ち受けていてすぐに撮影、そして右手に針を入れて
造影剤を体に注入しての撮影までが、9時から9時半までに完了しました。
これで、術後、体に入っていた全ての管や線が外されました。自由の身。


 朝、6時半に看護師が来て目が覚めると同時に「やばい」とトイレへ向かいます。
なんだかんだ(…お腹の複数傷口の瘡蓋かさぶたを爪で引っ掛けないように紙おむつをゆっくりと引き下げてから、尿漏れパッドも外して、これらをパジャマのズボンとともに下に引き下げ便器に腰掛けて『発射』…と言うより、あらっ出てる⁉️って感じ~で、たらたら垂れ始める…)の行為を一連で行います。(今考えると情けないが)
それと手洗い、手拭きも含めると、なんとまぁワンラウンド10分コースですね。

ともかく出るのはとてもうれしくてホッとするが、まだまだ以前のような普通な感じではありません。垂れている、出ちゃってるって言う感覚。自分で堰き止めていたのを思い切りディスチャージした!と言う感覚では全くありません。下手すると着衣を下げている最中に気を抜いて筋肉が緩むと、出始めてしまうのですから。ポンピングも出来ているような違うような、括約筋の動きがまだ覚束ないことが実際に自分で認識ができるんですね。これはなかなかの発見でした。(一年後の今思うとちょっと恥ずかしい)

 さて、トイレから戻り、看護師さんも戻ってきて毎朝起床時の測定ルーティーンです。今朝は幸いなことに血圧は低め正常。上が110台で下が70台と良好で安堵しました。体温は36.5℃と下がっています。昨日午後に一度37.6℃と言う入院期間の最高温度を記録していたので、実はおやっ?と気にしていました。朝の時点では自分で体の熱さ加減が分かり、熱は無いと思っていたので、結果を見てホッと安堵しました。
トイレ昨日の管抜き以降の通算で、6:30 時点で15回(!)。
15日になってからは5回。尿漏れ少しずつ解消出来そう。

…ということで今回の第八章は内容的に恥ずかしい想いもあるのですが…。
一年前の今日(当時)自分で書いた下書きのまま、変えずに掲載する内容です。
今すぐでなくてもいつかこの手術~回復の一連の記録が後進の方のお役にたてれば、幸いです。
そして
看護師の皆さん、毎日夜遅くまで、夜中もお世話をして下さって、
心から、「どうもありがとう。」