- Quality of Life - 前立腺 ダヴィンチ手術の顛末記

「入院からダヴィンチ手術、術後までの記録」全快御礼!

第一章・入院しました(初日)2020/4/7 (火)

私、入院しました」…、と言っても、新型コロナウィルス陽性ではありません。

全く別の話ですのでお断りしておきますね。

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いま、快晴の空が大きく横に広がる様(さま)を病院の入院棟・六階
6xx号室(相部屋)から眺めています。4/14 (火)。明日15日水曜は待ち望んでいた
退院日(予定)だ。明日退院できれば合計9日間にわたる入院生活となります。

 思い返せば16年前、2004年春に私たち家族4人はこの街に希望とともに引っ越して来ました。その年、父親の僕は転勤で勤め場所が変わり、第一子もちょうど中学校入学と、転勤と進学が重なった年でした。あれから16年の歳月は子供たちを成人にし、家から順次巣立って行きました。昨年初孫が誕生。うれしい日々でした。

それなりにいろいろなことが起こり、経験もして来たけれど、比較的大きな波風のない恵まれて順調な人生だったのかも知れません。

 

 話は今年2020年に移ります。3/5、前の病院の主治医による紹介状を持参して某大学医学部附属病院に来ました。その時点で私のスケジュール(運命)は自動的に決まりました。

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 次は3/24。術前の麻酔医説明と執刀医による術式説明とリスクの話、それらに対する理解と同意のプロトコルです。

 そして、4/7 (火)入院、翌日手術、15 日(水)が退院予定として、本人の意思とは無関係に全て病院側の判断で日程が決まりました。言い方があまりよく無いのであえて断っておくと、それで良いんです。この日程は早めで全く問題ありません。

 さて、話をさらに先へ進めましょう。

 でも幸いにも早期の手術が決まってホッとしたのも束の間。そこから先が要注意でしたね。新型コロナに感染しないよう、日頃のコンディションに万全を期して日々の生活をしてきました。手洗いとうがいの励行、マスクの着用、三密(密集・密閉・密接)を回避する行動パターンを極力維持するなどですね。

 そしていよいよの入院日。期せずして日本国が新型コロナウィルス感染のための「緊急事態宣言」を出す(4/8 午前零時;僕の入院日深夜)と言うタイミングにたまたま重なったのです…👇 そのため、家族のアテンドは手術の前後1名と、入院時と退院時だけに限定されました。

これはその時の記録です。

 

◉4/7 (火) 午後、12:45頃、入院受付へ。番号札22番号札。1:30頃、順番が来て、書類手続き、保証金7万円を納付。保険給付の為の証明書記入を病院に依頼
👉これは退院後2週間でできるとのことでした。

病棟の相部屋「6xx」号は、実は特別なゆかりのナンバーでした、と言うと家族には
バカにされるのですが。数字の奇遇はまたここでも…。本当に驚くばかりです。
げんかつぎ」では無いけれど、こういう時は何かしら心によりどころが必要。

 6階にあがり、ナースステーションに出頭、その後すぐに看護師さんが2名来て、
いろいろ説明。そのあとフロアーを歩いて回りトイレ、シャワールーム、談話室などを教えてもらいました。いわゆるツアーですね。興味津々。

 剃毛。小型電動バリカンで、セルフ…笑、今思えば、手術で使う腹部の「高さ・広さ」範囲などを聞かなかったけど。。教えてくれなかったなぁ。ささやかなるイベント。まぁ別段問題はなかったです(笑)。

眼圧の検査 👉 手術時には体が頭の方がやや低く下げられた状態になるらしい。
小さな測定結果の紙を受け取って6階に戻り、先程案内してくれた男性看護師に渡す。

そのあとは地下1階にあるコンビニに行き、雑誌2冊にサンドイッチと小ぶりのお寿司1個を買い、夕食前に談話室で麦茶と飲食しました。まだ余裕です。

・戻ると入れ違いに麻酔の男性(医師かその卵?)がベッドに来て、手術前の体調確認の軽い聞き取りがありました。1,2分です。プロトコルなのでしょう。

・談話室で食べている途中、病室から行方不明の私を探して管理栄養士も来ました。
アレルギー食材の確認をされる。これは至れり尽くせりっぽいぞ(^.^)と人生で初めて入院する私は思っていました。

・部屋に戻りベッドに寝転び、しばし週刊誌を眺めます。その後TVを点け、持参の長〜いイヤフォンがちゃんと聴こえるか確認。6時のニュースで「新型コロナ禍のための緊急事態宣言」報道を見て、その内容をお昼のワイドショーに続き確認です。
そして程なく夕食がくる。予定の 6 : 10 から少し遅れて来ました
👇写真の通りのものでした。

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栄養バランスは健康そのもの。

食べる前に女性看護師の指示で、下剤「ピコス」5ml を飲む。
※夕食は見るからにお粥の量が多め。
ミートオムレツは舌触りが滑らかで、んまいぞ。
ブロッコリーは茹で加減が絶妙でなかなかのものじゃ…おかずが足りないが
お粥で腹が膨れる感じの消化に良いメニュー。プロテインゼリー・グレープ味は
なんだかすごくねっとりしてる。お茶も飲む。ほうじ茶です。

 …とここで、入院から手術までを記録すべく、メモ取りを開始。笑

・7時過ぎ、予約していたシャワールームへ。タオル類は棚にあるので(甚平型寝巻と共に病院が契約する業者に申込書を入院手続きで提出してあり)自由に取って好きなだけ使えることになっています。(実際には毎日朝昼晩とタオルを取り替えることもなく
割と節約ムードでタオル類は何回か使っていましたが)

NHKニュースでの安倍首相Q&A見ながら、あとは歯磨きをして寝るだけです。
なんと言っても歴史的に後世に残る「国家緊急事態宣言」の夜なのですから…!!
💮そして明日4/8 (水) は予定通りの、ダビンチ手術。ロボット支援の術式です。幸い保険適用です。午後、オンコールで呼ばれて行います、との事を告げられていて、開始時刻はまだ分かりません。手術は3時間かかると言うことはもらった紙にも記載があります。場所は2階。そこでの手術後、その日一泊はHCUと言うハイケアの部屋(3階)で過ごす決まりだとの事です。(ICU) は命に関わることだから、ちょっと違う名前?と言う感じですね。

術後、全身麻酔からの回復を含めて、3時間安静で生体モニタリングをする為らしい。

◉夜は10時消灯。ベッドと上掛けが軽い為、なかなか熟睡は叶わず。深夜2時、4時にトイレ、その前にも一度。朝は6時半過ぎ起床して一度。8:20 トイレ。
髭剃り後は👉TVを見てる。同室の方々は朝食です。部屋にある洗面台で歯磨きしてる人のうがいの音。外は晴れで昨日(火)と同じ。駅と電車の走行が見えます。遠くには世田谷区のエリアが望めます。

※ ピコスルファーナトリウム内用液 0.75%
日医工」術前日4/7 (火) 18時👉夕食持参の時、指示あり。食事前に服用。
透明の液体でした。翌日の手術に備えて効き目が遅めの下剤を服用します。